【SNS担当必見】国内6大SNSの特徴とマーケティング施策

SNS(social:社会の、社会的な / network:通信網)は、インターネット上で情報の拡散、共有、収集などができる、社会的な情報網・通信網を提供する画期的なサービスです。
連絡手段として、他社との交流のツールとして、検索ツールとして、非常に多くのユーザーが毎日利用しています。

本記事では、国内の主要なSNSについて、特徴やどんなマーケティング施策へ活用できるのかを解説しています。

国内6大SNSの特徴

SNSは、すでに現代社会の生活になくてはならない、いわばインフラのようなものとなりました。
一日に何度も利用されることが多く、例えば電車通勤の間やカフェ・レストランでの待ち時間に、非常に多くのユーザーがアプリを開いて利用しています。
SNSは、オンライン上の膨大なユーザーに情報を届けることができます。
だからこそ、SNSはマーケティングツールとしての価値が非常に高いと言われています。

同じコンテンツや広告を複数回にわたってユーザーに届けることも可能なため、SNSで閲覧したものはユーザーの記憶にも残りやすいです。

SNS上では、特定の個人が多くのユーザーに注目されることで影響力を持つこともあり、それらのユーザーはインフルエンサーと呼ばれています。

①Facebook

Facebookの特徴

Facebookの日本国内での国内月間アクティブユーザー数は2600万人です。(2019年時点、それ以降の公開無し。)
Facebookの特徴は実名制の利用であり、ターゲティングが精緻なことです。
また、ビジネス利用のユーザーが多く、年齢層が30代~40代が中心と比較的高めであることも挙げられます。

アカウント作成時の登録情報により精緻なターゲティングが可能になっているので、ターゲットユーザーにピンポイントで情報を届けるにはもってこいのメディアです。

従って、前述したSNSマーケティング施策の中ではSNS広告との相性がとてもよいです。
商材との相性もありますが、比較的クリック率が高くCPC(Cost Per Click:クリック単価)が抑えられ、CPA(Cost Per Action:顧客獲得単価)がその他のメディアに比べてよくなる傾向があります。
SNS広告を出したい時は、まずはじめに検討する、運用するメディアになるでしょう。

Facebookと相性のよいマーケティング施策

  • Web広告

└実名制で性別や年齢、役職、興味関心など様々なターゲティングが正確に行うことができ、Web広告の中では比較的クリック率が高く、CPC、CPAを抑えられる傾向がある。

②Instagram

Instagramの特徴

Instagramの国内アクティブユーザーは3300万人です。(2019年時点)
それ以降のユーザー数の公開はありませんが、着々と広がり続けていると言われています。
年齢層は20代を中心に、10代から50代まで幅広い年代のユーザーが使用しています。

Instagramの特徴は、写真がメインの投稿であることシェア機能がないので拡散力が高くないことです。
写真がメインなので、視覚で商材の魅力を伝えやすく、ユーザーの購買意欲も高いと言われています。
自分のページには過去の投稿が一覧で残るので、意識して投稿することでアカウントの世界観や独自性を構築し、フォロワーの記憶に残る優れたブランディングが可能になります。
拡散に関しては、「#(ハッシュタグ)」と呼ばれる投稿内容を一言で表したラベルのようなものを用いて投稿することで、フォロワーでないユーザーにも見つけてもらうことができるようになります。

写真の投稿が最大の特徴となるInstagramですから、ユーザーはInstagramで参考になる情報を探すことが容易です。
例えばカフェに行きたい時、事前にお店の雰囲気やメニューなどを画像で確認したいですよね。
そのため、Instagramは検索ツールとしても利用されています。
投稿を保存する機能もあるので、気になった投稿や参考にしたい情報をいつでも簡単に見返すことも可能です。

Instagramは、SNS広告と相性が良いです。
Facebookと同じくMeta社(旧Facebook社)が提供しているアプリなので、Facebookにも登録しているユーザーに対しては同じように精密なターゲティングが可能です。
何より広告感が少なくユーザーに対して嫌悪感を与えることが少ないと言われています。

また、インスタグラマーと呼ばれるインフルエンサーにPR・拡散してもらうことで、購買意欲の高い多くのユーザーに情報を届けられることから、インフルエンサーマーケティングとも相性が良いです。

このようにInstagramは、SNSマーケティングの色々な施策と相性が良いです。
いまだ勢いがあり、また幅広い施策が実施可能なので、SNSマーケティングを実施したいと考えているのであれば、基本的に運用した方がいいソーシャルメディアになります。

Instagramと相性のよいマーケティング施策

  • Web広告

└Facebookにも登録しているユーザーに対しては同じく正確なターゲティングが行える。
 また、通常の投稿に紛れるので宣伝色が薄く、ユーザーの嫌悪感に繋がりにくい。

  • インフルエンサーマーケティング

└インスタグラマーの影響力は強く、多くのファンにユーザー目線での情報を届けることが可能。

  • ブランディング

└画像メインの投稿であり、トーン&マナーをそろえることで世界観の構築が可能。
 競合との差別化が図れる。

③Twitter

Twitterの特徴

Twitterの国内アクティブユーザーは4500万人(2017年時点)。
現状、国内で使われている主要なソーシャルメディアでは、LINEに次いで多いユーザー数を誇ります。

Twitterの特徴は、拡散力とリアルタイム性にあります。
リツイートというシェア機能(他アカウントの投稿を拡散する機能)が備わっており、ニュースや情報が瞬く間に拡散されるので、情報の鮮度がよいです。
そのリアルタイム性から、Twitterは情報収集ツールとしての側面も持っています。特に若年層を中心に、検索エンジンではなくTwitterで情報収集するユーザーも多いと言われています。

また、匿名性なので投稿にはユーザーの本音が表れやすいともいわれています。
このことからソーシャルリスニングとの相性がよく、うまく活用することでユーザーの意見を商材に活かしていくことができます。

Twitterと相性のよいマーケティング施策

  • ソーシャルリスニング

└拡散性が高く、匿名性という媒体の特徴とマッチしており、ユーザーの本音を短時間で多く集めることができる。

④LINE

LINEの特徴

LINEの国内アクティブユーザー数は8900万人以上(2021年時点)となっており、現在日本で最も利用者が多いSNSです。
LINEの特徴としては、投稿ではなくユーザー間でメッセージのやり取りをする目的で利用するユーザーが大半であることが挙げられます。
そのため拡散力には優れていないものの、友達登録されていれば顧客獲得後のCRMツールとして非常に強力です。

LINEでユーザーに直接メッセージを送ることで、メールよりも高い確率で見てもらうことができます。
お得な情報を配信したり、アフターフォローを充実させることで、顧客のロイヤルティやLTVを高めることができます。
ECサイトなどを運営しており、売上の最大化を図りたい場合、LINEの公式アカウントを作成しておくとよいでしょう。

Twitterと相性のよいマーケティング施策

  • CRM

└9000万にも上るユーザー数や使用頻度、チャット形式の連絡の手軽さから、従来のメルマガよりも簡単に情報やクーポンの配信可能で開封率も高い高い。

⑤TikTok

TikTokの特徴

TikTokの国内アクティブユーザーは、950万人(2018年時点)です。
それ以降日本国内のユーザー数については公開されていませんが、2021年9月時点でユーザー数は世界で10億人を突破しており、日本でも若年層を中心に広がり続けています。
年齢層は、10代~20代を中心に若年層のユーザーが多いですが、最近では30代以上のユーザーも増えてきています。
Tiktokは少し前まではダンス動画などが中心で、まだそのイメージがぬぐえない方もいるかもしれませんが、最近、ビジネス利用が進んでいるソーシャルメディアの一つです。
TikTokの特徴は、15秒の短い動画投稿で宣伝色が薄く、動画コンテンツとして気軽に楽しみやすいことです。
また、フォロワーが少なくてもオリジナリティにあふれるコンテンツは再生回数を稼ぎやすく、サービスやブランドの認知度を上げることができます。

ティックトッカーと呼ばれるインフルエンサーに、普段の投稿と同じ様子でPR動画を発信してもらうことで、商材を身近に感じてもらい、購入へのハードルを下げることができます。
カジュアルな分、ラグジュアリーなブランディングは困難ですが、基本的にインフルエンサーマーケティングとはとても相性が良いソーシャルメディアの一つです。

TikTok上で、企業コンテンツの作成を促すことができるマーケティング手法を「ハッシュタグチャレンジ」といいます。
ハッシュタグチャレンジはTikTok広告の一種であり、低単価のBtoC商材の販促キャンペーンにおいて高い費用対効果を発揮します。
うまくいけば、ユーザーを巻き込んで自社ブランドのファンを増やしながら、非常に多くのユーザーへと拡散していきます。

TikTokと相性のよいマーケティング施策

  • Web広告(ハッシュタグチャレンジ)

└UGC生成とPRを同時に行うことが可能で、特に低単価のBtoC商材において効果がよく、高い費用対効果が見込める。

  • インフルエンサーマーケティング

└ティックトッカーはインフルエンサーの中でもユーザーとの距離が近く、購入へのハードルを下げることができる。

⑥YouTube

YouTubeの特徴

YouTubeの国内アクティブユーザーは、6500万人(2020年時点)です。
ユーザーの年齢層は、総務省による調査では10代~40代まですべての層で90%を超えており、子供から大人まで、本当に幅広い層に受け入れられています。
近年、動画広告市場は爆発的に伸びており、今後も5Gの普及とともにさらに拡大していくことが予想されます。
その中でもYouTubeは世界で最も人気の動画プラットフォームです。

Youtubeの特徴は、ユーザーに伝えられる情報量の多さです。
動画は文字や画像に比べて、圧倒的にたくさんの情報を苦痛なくユーザーに届けることができます。
また、SEOコンテンツのように作成したコンテンツがユーザーとの接点として残り続けるので、資産になることもメリットの一つです。

TikTokと相性のよいマーケティング施策

  • Web広告

└Googleが把握しているユーザー情報に基づき、効果的に動画広告を配信可能。

  • インフルエンサーマーケティング

└人気YouTuberは1000万人を超えるチャンネル登録者数を誇り、影響力は芸能人と同等かそれ以上。すでに多くのファンがいるYouTuberを起用することで、動画を通してユーザーへPRを行うことが可能。

まとめ:6大SNSの特徴を理解して使いこなそう

上記でご紹介したSNSは、どれも異なる特徴があり、それぞれ活用の方法も異なります。
各SNSの特徴をしっかりと理解したうえで、自社のサービスと最も相性がよいものはどれなのか検討しましょう。

マーケティング施策自体についてより詳しい情報が知りたい方は、以下の記事をご参照下さい。
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